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基本的な光ファイバーの測定方法 (mini・シリーズ)

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1. 図1のように、基準ファイバーを光源から光パワーメータにつなげ、光源からの出力を光パワーメータに表示させます。この表示された数値を、P1とします。

( P1: 基準ファイバーのみを接続したときの、光パワーメータの表示値 )

ファイバーの測定方法1.png

図1 例: P1 = -5dBm

2. 図1の接続から、基準ファイバーと光パワーメータの接続をはずし、そのはずした区間に、図2のように中継アダプタを介して被測定ファイバーを接続します。この時、光パワーメータに基準ファイバーと被測定ファイバーを介した光源出力が表示されます。この時表示された数値を、P2とします。

( P2: 基準ファイバーと被測定ファイバーを接続した時の、光パワーメータの表示値 )

ファイバーの測定方法2.png

図2 例: P2 = -7.5dBm

3. P1とP2の光パワーメータ表示値の差が被測定ファイバーの減衰量(損失)となります。

 計算式:P2-P1=被測定ファイバーの損失  

【例:-7.5dBm - ( -5dBm ) = -2.5dB 】

補足:

①基準ファイバーの接続時の光源出力から、被測定ファイバーを接続したことによって、どれだけ出力が落ちたか、この落ちた分が被測定ファイバーの減衰量となります。

 

②弊社パワーメータには「相対値測定機能」があります。(現行品では216を除く)

この一連の「P2-P1=被測定ファイバーの損失」の計算を簡略することが出来ます。

基準ファイバーの測定を行った後、REL(dB)スイッチを押して基準値設定し、その後被測定ファイバーの接続を行えば、被測定ファイバーの減衰量を自動的に表示させることが出来ます。

実際の手順:

図1のように接続し、測定 ⇒ REL(dB)を押す ⇒ パワーメータを外します。

外した区間に中継アダプタを介し、図2のように被測定ファイバーを接続します。

これで被測定ファイバーの減衰量が表示されます。

基本的な光ファイバーの測定方法 (ハンディ・シリーズ)

1. 図3のように、基準ファイバーを光源から光パワーメータにつなげ、光源からの出力を光パワーメータに表示させます。この時表示された数値を、P1とします。

( P1: 基準ファイバーのみを接続したときの光パワーメータの表示値 )

ファイバーの測定方法3.png

図3 例: P1 = -25dBm

2. 図3の接続から、基準ファイバーとセンサ側パワーメータの接続をはずし、そのはずした区間に、図4のように中継アダプタを介し被測定ファイバーを接続します。この時、センサ側パワーメータに基準ファイバーと被測定ファイバーを介した光源出力が表示されます。この時表示された数値を、P2とします。

( P2: 基準ファイバーと被測定ファイバーを接続した時の光源出力 )

ファイバーの測定方法4.png

図4 例: P2 = -27.5dBm

3. P1とP2の光源出力の差が被測定ファイバーの減衰量(損失)となります。

 計算式: P2-P1=被測定ファイバーの損失  

【例:-27.5dBm - ( -25dBm) = -2.5dB】

補足:

①基準ファイバーの接続時の光源出力から、被測定ファイバーを接続したことによって、どれだけ出力が落ちたか、この落ちた分が被測定ファイバーの減衰量となります。

 

②弊社パワーメータには「相対値測定機能」があります。

この一連の「P2-P1=被測定ファイバーの損失」の計算を簡略することが出来ます。

基準ファイバーの測定を行った後、REL(dB)スイッチを押して基準値設定し、その後被測定ファイバーの接続を行えば、被測定ファイバーの減衰量を自動的に表示させることが出来ます。

実際の手順:

図3のように接続し、測定 ⇒ REL(dB)を押す ⇒ センサ側パワーメータを外します。

外した区間に中継アダプタを介し、図4のように被測定ファイバーを接続します。

これで被測定ファイバーの減衰量が表示されます。

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